05/30
Mon
2011
歯周病は骨の吸収の進行度により軽度・中等度・重度に分類し、歯周病の進行具合によって、必要な治療法が変わってきます。
軽度の歯周病では、歯石を取り、しっかりとメンテナンスすることで進行を防げます。
中等度の歯周病では、歯周病の原因を解決する処置が必要になります。また、メンテナンスに入る前には、清掃しやすい環境にすることが重要です。
重度の歯周病では、歯の揺れを固定する必要が出てきたり、歯が抜けてしまっているときはインプラント治療などによって咬み合わせを安定することも重要です。また、再生治療によって骨を再生させる必要がある場合もあります。
歯周病は痛みがほとんどないですので、自覚しないうちに進行してしまい歯科にかかるときは、抜かなくてはいけない時であることがよくあります。
歯科医院で、定期的にレントゲンを撮影するなり、歯周ポケットを測定しないと、見た目はほぼ変わりませんので発見が遅れてしまいます。
歯周病は進行すればするほど治療が大変になり、進行するごとに期間・費用が跳ね上がります。初期のうちに治して、しっかりメンテナンスすることが大切です。
お問い合わせ
メール相談
hiroshi-fukushima@castle.ocn.ne.jp
担当 福嶋広
05/29
Sun
2011
歯周病は、細菌の感染症です。
お口の中には、非常に多くの細菌が生息していますが、歯周病の原因となる菌は、歯の周囲に細菌のコロニーを作ります。
細菌のコロニーは、歯石とかプラークと呼ばれています。
歯石や、プラークの中に生息する細菌の中に歯と歯ぐきをつないでいるコラーゲン線維を溶かす物質を放出する細菌や、歯ぐきの中に入り込もうとする細菌がいます。
そのため、歯石やプラークが歯につくと、歯と歯ぐきが引き離されて歯周ポケットという隙間ができます。
また、歯ぐきの中に入り込んだ細菌は、体の免疫細胞によって退治されるのですが、体の免疫細胞は、細菌を退治するとき同時に骨を吸収する細胞(破骨細胞)
を活性化させるサインを出します。そのため、歯を支えている骨が吸収してしまいます。
歯周病治療は、感染している細菌を取り除くことが重要です。
耳かき一すくい程度の量の歯石の中に億単位の細菌が生息しています。
まずは歯石をしっかりと取り除く必要があります。
歯ぐきの中の歯石を取るときは麻酔が必要となることがあります。
歯周ポケットが深い場合は、オペが必要な場合もあります。
完全に細菌を取り除ければ炎症は治まります。
ただ、一時的に細菌を取り除いても、再度感染は容易にしてしまいます。
パーフェクトぺリオなどの洗浄液で一時的に菌を除いても一時的な効果しかありません。
再度感染しないようにするには、歯を上手く磨くことや、歯周ポケットを残さないこと、歯磨きしやすいような歯の形にすること等があります。それぞれ、詳しくホームページにのせていこうと思います。
お問い合わせ
メール相談
hiroshi-fukushima@castle.ocn.ne.jp
担当 福嶋広